ニューロサイエンスで再び歩けるようになる/SDF2015

ブラジルワールドカップの開会式でお披露目されたロボティックウォークのオープニング・キック、全身麻痺だった男性が歩けるようになったシステムを解説する、ニューロサイエンティストのパイオニアMiguel Nicolelis さんの講演。先月、ソウルで開催された「Fórum Conscious Curiosity」で行われたものが公開されてたのでみてみました。

Towards a Shared Brain-Machine Interface – Miguel Nicolelis, Duke | SDF2015

すごく単純化して説明すると、身体が動くときに流れる脳からのシグナル(電気)をメカに流し、「メカを自分の身体のように動かす」のがロボティックウォークのしくみ。これによって、怪我や神経のダメージで歩けなくなった人が再び歩いたり、運動したりできるようになるデバイスです。

脳でやろうとしたことでただモノを動かすだけでなく、地面を踏みしめた感覚などフィードバックを得られるので、自分の足や手など失われた部分がまるで本当に動いたり、感覚を取り戻したような認識が得られるんだそう。

この方式では、外骨格(exoskeleton)のような装置を付けてその装備を脳からの直接動かせるようにしているようなのですが、1年間これで歩く訓練をしたボランティアのひとりは、動かなかった自分の足が少し動くようになってきたんだとか。脳科学すごい。

日本語字幕付きのTEDもありました。(字幕ボタンをクリックすると字幕が出てきます)現在は、「ほかの脳とコラボしてモノを動かす」システムを開発しているそうです。