確定申告の時に使う社会保険料の支払い証明書類
自営業・フリーランス、年末調整を受けていない人は、確定申告の時に、控除証明書が必要になりますよね。社会保険系のはけっこう早く届きますよね。
そして、「大切にとっておこう」と思うのになぜかどっかにいっちゃったりしますよね。
そして、1月になって届いたんだかどうだかと同時に、どんな形状かもわからなくなりますよね。ということで、ここでは届く書類とその概要をまとめます。
国民年金の支払い証明書
国民年金の支払い証明書はこんなハガキです。
みつかならければ最悪、年金事務所に再発行してもらいましょう。
なかを開くと、①納付額 ②見込額 ③合計額 とあるので合計額を控除額にしますよ。
また、国民年金基金や個人型確定拠出年金に入っていれば、それも掛金支払証明書が届きます。けっこう早く、11月には届きます。
国民健康保険の書類
国民健康保険は、支払い証明書が送られてきません。書類がなくても、支払った額を控除にします。国民健康保険の掛け金は、前年の収入によって変わりますので、国民健康保険の請求書は毎年6月ごろに届くと思います(東京 会社員は7月に決まったりしますっけ?)。毎年の支払額はそこで確認できます。また、銀行口座振替になっていれば、1〜12月の振替
をチェックして合計額を出せばOKです。
※追加情報:書類などなくわからなくなった場合、市区町村の窓口に行くと支払額の証明書がもらえます。都内にお住まいの方の情報で、台東区役所の窓口でその場で発行してくれるそうです(無料)。
添付資料は、振替の記録を印刷すればOKです。
生命保険などの保険の控除書類
生命保険、共済、介護保険、地震保険、個人年金などに加入していれば、それらの掛金支払証明書が届きます。これはいろんな会社があるので「こんな封筒でいつ届く」とは言いづらいですが、おそらく申告年内に(10月とか11月)に届いていると思います。
たとえば都民共済はこんなやつです。
いつもの広告が入っている封筒と同じ色だからちょっと捨てそうになる。
開くと入っている保険によって証明書が印刷されています。これも(3)の欄が申請する控除額。
小規模企業共済の払込証明書
小規模企業共済の積み立ての証明書は、これも11月ごろハガキで届きます。
開けると9月までの支払い状況と掛け金額が証明書になってます。右側の説明を読むと申告額は自分で計算せよとのこと。
ということで、1〜12月まで支払いに問題なければ
掛金月額 × 12= 控除の申告額
になります。掛け止めがあればその額を上記から引きます。
以上、手もとにあった社会保険系の書類をまとめてみました。ほかに見つかればまた追加します。
ちなみE-taxでは資料の添付はすべて省略できます。最悪書類が見つからなくても銀行の振り替え記録を見て支払い額が分かれば大丈夫です。記入欄に団体などの住所が必要な場合はネットで調べればOKです。
証券会社やFXなんかをやっている場合は取引証明書は1月になってから届きますね〜。そろそろ届き始めるころですね〜。確定申告に含む場合はこれらも揃えましょう。
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宮崎 綾子 (著), 原 尚美 (監修)