InstagramがFacebookの子会社と知らない人がけっこういるらしい件

ちょっと前になりますが、InstagramがFacebookの子会社と知らない人がけっこう多いらしいとのこと。

 「アメリカ人の大半がインスタグラムをFacebookの子会社と知らない」という記事が出てました。この記事によると、(以下抜粋した内容)

「Instagramはこの水曜日にユーザーが所有しシェアしたデータのすべてをダウンロード保存可能にすると発表しました。これは親会社(つまりFacebook)のデータポリシー変更に基づくものです。
しかしFacebookが厳しい世論にさらされているあいだ、Instagramはほとんどの影響を免れています。

どうもほとんどの人は、Facebookがその背後にあるということを知らないように見えます。しかしこれは偶然の出来事ではありません。57%のアメリカ人はInstagramを所有するのはFacebookだと知らず、それをFacebookはよしとしています、とテッククランチのエディタは言っています。だいたいはブランディングの問題やFacebookの「ライフラフト」的存在がInstagramだということです。

InstagramがFacebookの所有と知らなかった大学生の女性は「いやー。」といった後に「だってザッカーバーグって嫌なペテン師野郎(Slimy Weasel)なんでしょ。InstagramもFacebookのものならやはりプライバシーが狙われている気がしてならないわ」とコメントしています。しかし、いまのところ#DeleteFacebookは#DeleteInstagram問題にまでは発展していません。」

…が、それにしても意外に多いですね。知らない人たちが大人はどうかわからないけど、子どものころにInstagramが買収されていたら、それは知らなくてしかたないですよね。InstagramがFacebookに買収されたのは2012年で6年前だけども。 約1000億円(10億ドル)で買収されたとき、社員は13人だけだったそうな。いまや若者のおじいちゃん世代まで使っているFacebookは、逆に25歳以下のユーザーを昨年アメリカでは300万人も減らしたそうです。

ところで、この記事が出たあとですが、2018年Q2のFacebookの収益レポートはあまりよいものではありませんでした。これまで続いた2桁成長から9%に落ち込んだとのこと。またヨーロッパやアメリカを中心に、#DeleteFacebookというムーブメントもあり、そして決算発表直後に株価は24%落ちたとのこと。しかしその中で、Instagramの成長は相変わらず続いているようです。Instagramの広告インプレッションは前年比で3倍、広告費の伸びは177%だとか(北アメリカ内)。なお、eMarketerによれば、Facebook社のモバイル広告収入のうち28.2%はInstagramへの出稿広告が占めるという。また、2017年に86%だったモバイル広告収入の比率は91%(Q1)まで上昇。ほぼ全部モバイル! Facebookにはすでに600万の広告出稿社があり、Instagaramは現在200万ということから、今後出稿会社さらに延びるのではないかとされています。Instagaramが広告だらけになったら、Instaユーザーはどうなんだろう。もしかするとスマホネイティブ世代は広告回避能力が高そうだから、そこまでどうとも思わないのかな。

参考リンク:
https://www.nasdaq.com/article/instagram-and-video-push-to-aid-facebooks-fb-q2-earnings-cm995417
https://variety.com/2018/digital/news/facebook-q2-earnings-1202884337/
https://bgr.com/2018/07/25/facebook-earnings-q2-2018-disappoint-expectations-stock-crash/
Facebook Q2: Instagram Vs. #DeleteFacebook – Facebook (NASDAQ …