メモ:ロンドンの地下鉄電車カード事情。オイスター・カードなど
ロンドンに来ているので、電車の乗車カードなどについて。
ロンドンで電車、バス、地下鉄の乗るには、日本でいうところのイコカ・スイカ・パスモ的なオイスターカード(Oyster Card)という非接触タイプのカードが使われています(といっても人に聞いたばかりですが)。
それ以外に古いタイプの紙の(電磁カードだと思う)、定期券的なトラベルカード(1日、7日、1か月など)があります。しかもヒースロー空港から地下鉄でロンドン中心部へ行こうとすれば、電車乗り場にオイスターカードの自動販売機やカード購入カウンターがあり、電車に乗りますっていっただけでオイスターカードを買いなさい、といわれます(買わされます。だって切符で乗れないので)。
基本的な情報は、いろんなサイトで紹介されています。
トラベルカード vs ビジター・オイスター・カード: どちらのチケットを買うべきですか?
オイスターカードとトラベルカードどっちがお得
なので、ここではそういった情報は省いて数週間などの利用する場合を中心にお話しています。
古いけど便利な磁気タイプトラベルカード(Travelcard)
毎日出かけるなら、トラベルカードがいいんじゃない?とすすめられてゾーン3からゾーン1への通学に7デイズ・トラベルカード(3週間しかいないので、1か月では損ということで)を購入しましたが、最初の購入の際、
- 個人情報カード(写真付きID)を作らないといけないので、証明写真が必要。証明写真は駅でも撮れますが、3.5×4.5センチのイギリスサイズの証明写真をもともと持っているとそっと差し出すだけでいいので便利。別途証明書はいりませんが、名前をサインします。
- 自分の行き来したいゾーンがわからないと毎日お疲れの駅員さんに怒られるので調べよう。最低限、from where to whereで駅の名前がわかっていれば大丈夫かと
ちなみに日本と同じ点としては、オイスターカードのような非接触タイプのカードはデポジットで購入時に5ポンドくらいお金を取られるようです。日本とすごく違っている点としては、紙のトラベルカードは(私は試してないですが、オイスターカードのトラベルカード利用;つまり非接触タイプの定期として使う方法もありますがたぶんそちらもです)、実際に利用を始めたら、「乗ったか降りたか」は見てませんから、不正降車・乗車しても次回カードが赤点滅して使えないっていうことがありません。「指定したゾーン内で使用しているか」しか見ないみたい。そもそも、定期券といってもゾーン内ならどこで乗り降りしてもいいんだから大盤振る舞いですよね。日本のメトロもみならってほしい。
※オイスターカードについては、ゾーン外で使用した場合は、超過料金がトップアップ済みのお金から自動的に改札口で差し引かれるようです。
※なぜロンドンではすぐに「出入りちゃんとみてないな」とわかるかというと電車が止まったり、改札が壊れたりして、「こっちから乗りな〜(改札通過記録なし)」なんてしょっちゅうやってるからです。そんなところで「乗車駅記録がありません」なんて通知出してられないよね。
オンラインでチャージしたり定期に変更できるオイスターカード
オイスターカードは駅の窓口などでとりあえず20ポンドTop-up(チャージ)済みのカードを買いますが、カードの裏右上あたりに固有番号があって、公式サイトにカードの認証番号を打ち込んで最近利用した駅を選択すると、カード所有者として個人情報などを登録可能になります。登録後は、クレジットカードを接続してオートチャージも使えるようになる。オートチャージは最低でも10ポンドを切ると20ポンドずつチャージするというメニューだったので(とりあえず使うかわからないので)、契約はしませんでしたが、イギリスの住所を入力すれば(たぶん滞在先とかのでOK)すんなり登録完了。これ便利ですね。登録さえすれば、オンラインから、いったん通常のトップアップタイプで購入したカードをトラベルカード(定期)タイプ(7日、1ヶ月、年間など)に変更できるようです。オンラインで定期購入と更新ってめっちゃ便利だなあ。
それで、ロンドンで使われているカードについて調べていたら、 おもしろい記事がありました。要は、いまこっちでも「スイカとクレカとiDが一体になったカード」みたいな状態になってるんですね。ポイントは貯まらないようですが。いわゆる日本でいうところのSUICAビューカードとかメトロANAカードみたいなものなので(説明が悪いw)自動チャージ設定済みでチャージの心配なし。オイスターカードとの使い勝手は、お買い物から乗車まで1枚ですむところが一番大きな違いか。ただ、日本の場合はクレジットカードに乗車機能をつけるには手続きが必要だけど、こちらの場合は、「非接触タイプのチップ入りで、マークがついてるなら使える」くらいな勢いの説明です。
クレジットカードで電車に乗るというのは、まずクレジットカードが非接触タイプのチップが入っているものでないといけないのだけれど、上の記事を読むと、日本発行のものは全部非対応だそうとあるけれど、公式サイトだとけっこう使えるものもあるということ。ちょっとタッチして確かめてみたい。(あと、この非接触は、お店で日本のiDやみたいにして使ってるのと同じシステムということなのでどちらか使えればどちらも使えるのかな…)
LONDON TRANSPORTのサイトにいくといろいろ紹介されてますが、Apple Payが対応したんですね。うーむちょっとうらやましい。バッテリー切れたら電車降りれなくなるよってたしかにそうですね。これはドコモのおサイフケータイ機能使ってたときに思った。
※後日談:暇そうな場所で三井住友VISAのチップ入りクレジットカード(iD機能付き)がピッと課金できるか試しましたがダメでした。世界のあちこちのカードは対応していても日本はラストカントリーなのではないかという気がします(理由=フェリカが世界で使われない)
2015年はイギリスではApple Pay元年じゃなかったかと思うんですが、めちゃめちゃ広告も出ていて「便利、便利」と現地で薦められたんだけれども、イギリスの人は日本のICカードチップクレジットカードやApple Payの非接触通信が別方式であることをいまも知らないのではないかと思うし、10年以上前からケータイで新幹線に乗れたり買い物できたこともしらないと思う。とにかく日本で買ったiPhoneは未対応のままなのかな。2017年からは逆に米版のiPhoneは日本のSUICAに対応したようですが。。
おまけ:オイスターカードビジター版
日本でも以前は成田から日本のパスポートでない人だけ偉い安く電車を乗り回せる便利なビジターチケットがあったそうですが、いまは内容がかわったそうです。ビジターオイスターカードは、大人が買えば4人までの子供は乗車無料とか、ゾーン1,2内を乗り回すなら、1日£6.40以上は課金されないなど、いろいろお得そうです。ロンドンに着く前に買ってきてね、というのとアクティベーションに£3、さらに郵送に£4.25から(£12.75)とけっこうかかるじゃないの、いう感じですが、世界中にお届けしてくれるし、まとめて買うならいいかもですね。
旅行前にはこんな電子書籍もオススメ