E-TaxのMacからの電子申請でエラーコード:AF0020-698が表示されて困ったときは

Mac OS X 10.6からのE-Taxでの確定申告の電子申請で、エラーコード:AF0020-698が表示されて困ったときは?

 

来年の自分への防備録です。もし同じようにしてなおる人がいればうれしいです。
平成22年分の確定申告を無事、Macで送信できました。 
2015年版の環境確認はこちらに書きました。送信確認済み 

 

ただし送信できるまでにつっかかったところがあったので注意点や行った作業をまとめてみました。

 

<ここまではE-Taxのサイトに詳細説明あり>
1)まず、住民基本台帳カードを読み取るためのカードリーダー(私は非接触のSCR331CL-NTTcomを使っている)のドライバをインストールする。だいたいエラーが出るので、インストールマニュアルの「手動でインストールする場合」を確認しながら、指定のディレクトリに直接ドライバファイルをコピー(上書き)したほうが早い。
マシンを再起動する必要なし
2)E-taxのサイトからダウンロードできる2つの証明書をユーティリティフォルダ内のキーチェーンアクセスを起動し、「システム」カテゴリで読み込み、「常に信頼する」の設定にする

 

<ここからは自分がつまづいていたところ>
公的個人認証サービスポータルサイトで「利用者クライアントソフト」をダウンロードして、情報確認をとる
3)もしもサファリを64ビットモードで動かしている場合はアプリケーションアイコンから「情報を見る」で情報画面を開き、「32ビットモードで開く」をオンにする
4)上記のページにJavaの実行環境の確認も出ています。念のためにJavaのアップデートをしているか確認します。私は念のため Mac OS X 10.6.6上で、「Java for Mac OS X 10.6 アップデート 3」を入れた。

(以下1/26に追記)
ここまでの操作、とくにJava for Mac OS X 10.6 アップデート 3
を入れていなかった方は、この状態で再度トライすれば送信可能な可能性大です。

わたしは以下の操作も続けて行ってみている。
5)「利用者クライアントソフト」のダウンロードデータ「JPKI02-03.dmg」を解凍して「JPKIInstall.pkg」インスト—ル。エラーが表示されるもののアプリケーションが4つインストールされる。
6)「アプリケーション」フォルダ→「ユーティリティ」フォルダ→「公的個人認証サービス」フォルダにある4つの以下に挙げるアプリをそれぞれ確認してみました。これらの操作がどれだか有効だったかはわからないですが、このソフトで接続できれば、ブラウザ側もOKだと思います。

 

なお、以下の操作を行う際、カード読み取りが行われるたびに、毎回「JPK-card#~~を使いますが…」と管理者パスワードを求められてしまうかもしれない。しかしSafariが求めてくる場合はパスワード入力して毎回OKしないとだめかも。申請に関係ないアプリから要求されてしまうこともあるので、そのアプリはいったん終了しまうほうがいいと思います。

 

「Java実行環境への登録.app」
ダブルクリックでパスワードを入力すると、実行環境が登録され、アプリケーションが終了される
 
「JPKI利用者ソフト.app」
起動すると以下のダイアログが開く。カードリーダーでカードが読み取れる状態にしていることを確認し、「自分の証明書」ボタンをクリックする。登録情報が別ダイアログで表示される。ダイアログの右下にある「有効性確認」ボタンをクリックする。電子認証用のパスワード(英数字)を入力するとカードの問い合わせが行われ、有効であれば、下のステータスが変更される。
この確認がとれた段階で、このアプリは終了した。ちなみに、「動作確認」ボタンではカードが読み取れているかなども確認できるようだ。

 

「パスワード変更.app」
起動不要

 

「プロキシ設定.app」
たぶん起動不要。起動するとプロキシ設定が変更できるみたいですが、設定してなくて大丈夫かと?(設定ボタンを押して閉じたけど)

 

以上で直った。なんとなく、「JPKI利用者ソフト.app」であらかじめ認証確認がとれてないとまずかったのか、Javaのバージョンなどに問題があったかどちらかみたい。
とにかく上記を経て再度データを送信しようとしたところ、これまでは
エラーコード:AF0020-698が表示されていた箇所に
下の画面のように、自分の電子証明書の発行もとと発行先情報が表示されました! あとは順番に画面を確認しながら送信終了です。