メモ:Instagram デザイン変更でアプリアイコンについて思ったこと

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Instagramの先週のデザイン変更については、たとえば「スキューモーフィックデザインからいよいよフラットデザインに対応」って記事をはじめニュースはたくさん出てると思います。
http://www.macrumors.com/2016/05/11/instagram-updated-new-icon-flat-design/

公式ブログのコメントは「以前のアイコンにインスパイアを受けつつもシンプルなカメラと、七色の人生を表すグラデーションのアイコンになりましたー」(?)といった感じのことを言っておられるようです。

「うわー変わった!」と寝る前にiPhoneを見て思ったけれど、翌朝おきてからこんなに批判的な意見が多いとは思いませんでした。

見かける意見は主に2つ
「ダサい」
「嫌い」
以上w。

ここにはユーザーの2つの気持ちが見て取れました。

「ダサい」…素直。だいたい、スキューモーフィックなアイコンのほうがぱっと見わかりやすいし、ディテールが鮮明だと安心感ある。生まれて初めて目にしたものが抽象画で、抽象的でない描画やリアルなものを見るだけでゾワゾワする人なんていないだろうし(世間には「線の数が多いほど良い絵」って言った人も居るし)。

ここでわかるのは、iOSやAndroidの中で配布する商品の仕様を、ユーザーは理解しないしする必要もなし、ということ。ガイドラインを踏まえたデザインの変更は、ゲームのルールを踏まえた選手のプレーにすぎないので、客がなんと言おうがジャッジの意見には配慮しないとまずい。(Banされるかどうかわからないけれど)

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「嫌い」…若い女性を中心に、おじさんもおばさんも、この意見がけっこう多いと思う。あとは「前のが好きだったのに!」という声。たぶん、、、これは、、「いまInstagramがキテる!」あるいは、ものすご〜く愛されてるんだなあ、ということなんだろうと思った。

アイコンが変わることに大きな抵抗を感じるほど愛着があるって、だいぶんすごいと思う。アドビ製品だってちょっと使ってるような人は「あのバージョンの女神が」とか「あの時代は目玉が」なんて言いませんし、古くは「アイコンやアピアランスを元に戻すinit」があった気がするし、そもそも、漢字Talkには「アイコンをコピー&ペーストでひとつずつ変更する」機能があったもんだ。そしてMacのアプリを作っているエライ人は、「アプリはアイコンから作れ」などとおっしゃっておられました。愛着があるものや使い込んだものは、勝手に変えると起こるのがファンと古参の決まった心境です。アイコンではないけれど、Facebookも「おじさんとおばさんのSNS」と言われる前は、仕様が変わるたびに不満の嵐だったとのこと。

ということで、いまInstagram(Facebook社)は不満の嵐を聞いて、へへへへへ〜〜、と笑いが止まらないのではないかしら。

わたしは…個人的に3色グラデーションって難しい!と思ったけれど、3つの点で良いのではないかと思いました。

・微妙に盛り上がって見えることでiOSによく馴染んでるけど存在感ある。

・グラデーションはどう考えてもフラットやマテリアルデザイン手法の王道だけれど濃い〜薄いの同系色グラデーションだともう差別化ムリ。だいたいあなたのiPhoneには、オレンジのグラデーション(あるいはベタ塗り)のアイコンはいくつありますか? 私はオレンジのアイコンが8コくらいあります。そう考えれば、こうするしかないような。

・どうせアイコンは変えられる。人気がある絶頂で変えるほうが、人気が落ちてリブランドするよりずっといいだろうなと思います。アイコンの寿命はいかほどなのか、興味あり。

あ、それに、抽象化という意味では全然「カメラアイコン」という具象であった点も、最大限の気遣いなのではないかと思います。まあ後付けで考えた理由ですけれど、感想でした。

ex. 放送室にあったマイクのようなアイコンから波形に変えたVoice Recorder(iPhoneデフォルト)はUXとしてはいまだにわたしは疑問だもの。

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