IELTS Writing対策【6.5を出すまでのあれこれ】:なぜ英語が読めても書けないのか?

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前回の記事で最後までひきずっている(た)IELTS Writing対策のことをあまり書けなかったので、スクールで学んだことや、独習したことをもうちょっとだけ書いてみました。

なぜWritingが難しいのか?

日本人のIELTS受検者のWriting平均は5.5くらいと書いたのですが2015年のAcademic日本人受検者の平均は5.3みたいです。日本に限らずWritingはみな低めになっていますが、なぜIELTSのAcademic ライティングは他のスキルに比べて難しいのでしょうか?

理由は、3つくらいあると思います。まず時間が無いので実力が出てしまうこと、次に日本語の作文と違ってパラグラフライティングが基本であること、そして設問内容が特殊なこと、などではないかと思います。

時間が短いのは仕方ありません。WritingのTask1はレポート文150ワード以上、Task2はエッセイ文250ワード以上をそれぞれ20分、40分の合計60分以内に書きます。それぞれ分析に3〜6分、書くのに10分と25分、のこりは見直しに…などと言いますが、字数さえ足りていれば時間で見限っても許容されるTask1に比べ、Task2は結論がないと点数が大減点となるので途中を飛ばしても書き終わらなければいけません。勢い見直し時間は食われ、基礎力によっては、ケアレスミスがギリギリのなかで露呈します。三択では正しい答えが選べる人でも、スピーキングやライティングは選択肢なしのアウトプットなので、初歩的なミスを延々繰り返すこともありえます。(例:過去形使ってないとか、三単現のs抜けとか)Writingは口頭のようにごまかしが利きませんからすべての間違えがカウントされてしまう…。

次にAcademic Writingのフォーマットは、パラグラフライティングが基本です。序文、ボディ、ボディ2、結論といった感じで、4段落もしくは5段落にし、それぞれ概要(1文目)→エクステンド(2文目)→例(3文目)→まとめ・提起(4文目)という流れを意識しながら書かなくてはなりません。初めて書くときは、自由気ままに書いてもどうしようもないので、参考書などに沿ってマネしながら書いてみて、いったん書き方に慣れてから、自分の考えを当てはめるようにするのがスムーズだと思います。

※とはいえ、IELTSは高校生以上を対象にした試験で、一般人も受けるので、設問には「あなた自身の意見(アイデア)を書きなさい」という指示も多く、決して純粋な論文を書けと言われているわけでないことも確かです。私の個人的な感想では、比較的「I think」と書こうが「It is considered」と書こうが、基本英語レベルは見抜かれているので、スタイルが多少子供っぽくても(極端にカジュアルな会話のようなインフォーマルな文はダメですが)8.0とかを目指すのでない限り、大して点数は変化しないのではないか?  と思いました。

また書く前に準備は重要。出題に対してagreeかdisagreeかなどスタンスを決め、その上で理由をできれば2つ具体的に挙げてから書き始めます。。しかし実際の試験ではagreeかdisagreeの両スタンスを論じた上で最後にソリューションを書いて欲しいといった出題もあるので…とにかくブレーンストーミング(書きやすいネタで)に慣れる必要があることも確かです。

最後に設問内容についてですが、私が受けた中では圧倒的に「教育に関する考え方」のテーマが多かったです。「リーダーシップを育てるには、どのように社会貢献するか、先生は子供から採点されるべきか」など…。面白いけど下手すると難しくなりすぎそうなテーマが多かったです。
よく言われるのは、表現できない意見を書いても意味がないので、英語力に見合った意見の書き方や記述の仕方に慣れるべき…と。採点官が見るのは知性でなくて英語力!

IELTS Writingの減点の法則

加点の法則の逆を言えばいいだけですが(笑)、いくつか改善しないと絶対点数が上がらないことがあるそうです。

  • 文法ミス(時制の一致、複数単数、冠詞ミス、大文字小文字、並列の書き方、基本的な作文のルール; punctuationやlinking wordの使い方、適切な段落分け…)
  • スペルミス、単語選択のミス、英語らしくない表現(ネイティブに理解できない表現)
  • 前後が連結されていない文章(Linking wordが無い、もしくは不適切)
  • イントロダクションがない文章
  • rephraseしていない文章(出題からまるまるコピーしたセンテンスは、字数カウントされない。これは特殊なルールですよね…)
  • 結論がない文章(Task 1は結論なしでもOK)
  • 具体的な例がない文章(一般論だけでは説得力がないのです…)
  • 質問からの脱線、字数が足りない、質問の一部にしか答えていない

…だいぶんいろいろありますが、減点要素をなくすところから取り組んでみるのもいいかと思ってあげてみました…。まずミスをなくすことから始めるには、間違えなくかける1文を増やすことです。なので1文を書けないならまず1文を書けるようにして、そのあと1段落を書けるようにする…というようなトレーニングが必要です。

サンプル文例を覚えて書けるようにする→覚えたら別の素材を同じ型で書く→ミスなく書けたら4文で段落を作る→次の段落に行く前に見直しする

みたいな感じです。ネットの体験記などでもIELTS対策にWritingのテンプレート(フォーマット)を暗記して書いているとかそれをやったけれども伸び悩んでいるとかいったものを読んだことがありますが、作文全体のテンプレートは、使えるないケースも多いけれども、適用性が必められるのではないかなあという気がします。というのもWritingの出題の方法は10種類以上はあって、その出題にフルで回答する必要があるので……。

ライティングのレビューは受けたほうがいいか?

書く練習をしているとき、私は人間のレビューは受けたほうがいいと思いました。もちろん全部ではなく模擬試験とか。ただ、レビューと上達は直接にはあんまり関係ないというか、レビューを受けることで進捗を自己チェックしていく助けになるものではないかと思います。

文法チェックは手書きで書いて、いったんチェックしてからワープロに入力し、スペルチェックなどを後からオンにすることでチェックできます。オンライン文法チェッカーもありますが、完璧なものはないので、やはり文章があっているかどうかはレビューに出せれば出すといいように思います。私は、ミスの数を数えて10コ以下になることを目標にやっていました(ほんとはミスはノーミスを目指すべきらしいです)。。

一方で、「何を書くか」はレビュワーに頼ってもしかたがないので、参考書やサンプル例文を参考にするほうがいいなと思います。とにかく日本語でも表現しづらいような内容を無理に英語で書いても、ネイティブには理解できません。自分の傾向にあった英語らしい例文に出会えると、この構文をマネして文章にしよう、と書き起こしやすくなります。