食事系ダイエット 森拓郎さん、書籍まとめ

春めいてきました。あったかくなると薄着になってきて、そしてなんとなくダイエットのことが気になってきます。
ダイエット本ですっかり人気著者で、運動指導者であるリナート森拓郎さんですが、先日はじまったばかりの森拓郎さんのオンラインサロンに入会したところ、いきなり告知で、今年もけっこうな数の新刊を予定されているとのこと。おしごとで関係した1冊以外の著作は基本、全部購入・拝読させていただいてますが、いったい何冊くらいあったっけ?ととつぜん気になったりしてきまして、過去の著作をひっぱりだしてまとめてました。(いまごろ!)

それぞれ書籍のポイントは、「何がわかるか」「誰むけか」「わたしの思うこの本のポイント」の3段階でまとめていこうと思います。(`・ω・´)

『森拓郎のやせる食事 実践編』

「何がわかるか」:「まごわやさしい」に代表されるような、からだに良い栄養素をきちんととりながら脂肪や糖分のとりすぎにならずに満足できる食事をめざしたレシピ集です。レシピ自体は50くらいなので特別多いわけではないですが、どの分量で、その味付けなのか、というのがとても重要です。自己流でいつのまにか濃くなっていた味付けをリセットする参考になります。手軽にできる家庭料理中心なので、お料理が得意でなくてもチャレンジできる品が多いです。

「誰むけか」:自炊して、おいしく食べながら痩せたい人。栄養素が気になる人。極端な(単食品ダイエットなどで)ダイエットで失敗して後悔してる人。

「わたしの思うこの本のポイント」 :ずばり、「食べて痩せる」派のためのレシピ本ですが、「一杯食べても太らない!」というよりも、自然と味覚がかわってきて、「自然で薄めの味付けに満足できるようになる」「自分が口にするものに対して真に意識ができる」あたりを目標にできます。強調している食品は、野菜だけではありません。肉(皮などをのぞく)、魚介、たまご・豆腐などなどのタンパク質源も重視しています。

また、本書の最初についている食品に関する考え方、食べ方に関する考えかたがコンパクトにまとまりつつ、内容が濃いので、おすすめのポイントでもあります。

「痩せたいから朝ごはんはドーナツだけで!」といった謎の理論でダイエットをしているティーンの方にも特におすすめ。

『スタンディング・ピラティス』

「何がわかるか」:正しい立ち方から、足痩せエクササイズまで紹介されているムック。エクササイズページは20ページ程度なのですが、後半のエクササイズの難易度がけっこう高いです。

「誰むけか」:足痩せトレーニングを自宅でしたい人。おまけの美脚ソックスに興味がある人。

「わたしの思うこの本のポイント」 :森さんの顔と上半身ヌードに興味がある人にはとくにおすすめできます。ねんのため、この本は食事のことは書いてないです。中古価格が高いのはそのせいでしょうか。

『「考え方」を変えるだけで誰でもヤセられる』

「何がわかるか」:パート別、悩み別などで、ダイエットにまつわる「わたしは○○だから痩せられない」「○○をしなければ痩せられない」といったよくある間違った思い込みを懇切丁寧に否定しつつ、ただしい知識を提供してくれる本です。一冊に、

「これを食べると痩せる、これを食べたら太る」という勘違い
「運動とダイエットに関する思い込み」
「どうしても食べてしまうから太る・・・・」をどうするか
「太る原因」に関する思い込み、勘違い

など内容が多岐にわたるので、テーマごとに気になる部分だけでも拾い読みするのにも適しています。

 「誰むけか」:ダイエットがうまくいかないなーと思っている人。テレビや雑誌のダイエットに飛びつきがちだけれど、痩せないなあというのが悩みの人。

「わたしの思うこの本のポイント」 :タイトルややわらかいですが、内容はけっこうハードは本だと思います。気になる人は気になる項目を読んで、ダイエット事情や最新科学などにハッと目から鱗が落ちる体験ができる一冊です。

『食事10割で代謝を上げる』

「何がわかるか」:ありがたいことに表紙に本で述べられている10のポイントが上がっていますが、年齢や食習慣の悪化とともに下がってきた代謝を上げて、太りにくいからだを作るための食生活がわかる本です。

  1. 食事の50%をタンパク質主体の食品に
  2. 食べ物を飲み込まないでよく噛む
  3. 卵はたくさん食べてよい
  4. 加工食品に注意
  5. 油の種類に注意
  6. 米は一食80gまでにする
  7. 小麦と砂糖を控える
  8. まごわやさしい
  9. 空腹を気にしない
  10. 発酵食品をとる

以上でおわかりのように、「代謝を上げる」のはひとつの方便でもあり、実際には食生活を改善すると体質改善に自然と向かっていくような、食べるべきものガイドになっています。健康重視の方にもチャレンジしがいがありそうです。

後半は「よくあるダイエットと食に関する勘違いQA」に加え、実際にカウンセリングを行ったクライアントさんのケーススタディが載っており、とても食改善の実行の参考になると思います。

 「誰むけか」:サブタイトルが40歳から始めるべき食習慣10、とあるように、中年になってきて太りやすく・痩せにくくなったなあ、でも運動は嫌い、という人に向けた本です。

「わたしの思うこの本のポイント」 :あくまでも「筋肉が増えれば代謝があがって自然と痩せる」というちょっと前によくいわれていたエステサロンやジムの広告能書きは否定しています。代謝が上がるから痩せるのか、食が改善されるから痩せるのかと問われると、若干疑問が残るタイトルですが、本の内容としてはとてもよいので若い人から中年の方までおすすめです。

栄養素に関しては、本書はシリーズ第二弾でもあり、代謝中心ということもあり、まごわやさしいは後ろで、まず、肉、たまごの動物性たんぱく質にフォーカス。油は内容によりますが、たんぱく3、油4、糖質3にしたら?という提案がひとつの本書の核と言えるしょう。ただ、油についてはオメガ3はいいけれど6は減らしめで。そして不飽和脂肪酸は、糖質を減らすなら摂っていい、というあたりうれしいような、どこまで摂っていいのか不安になるような感じの読後感ではあります。

『太りグセ改善ダイエット』

「何がわかるか」:レシピ83品のダイエット本です。高NCレート編、たんぱく質編、野菜・きのこ編、低GIの糖質編と主に4つにセクションが分かれていますが、それぞれレシピ以外にもそれぞれ読み物で概要を把握できます。また、タンパク質の接種量きっかり知りたい人には目安となる量があるのでわかりやすいです。あと本の判型が大きいので読みやすく、料理のときも見やすいです。

 「誰むけか」:伝統的な和食を中心としたダイエット食を知りたい人向け。

「わたしの思うこの本のポイント」:
この本だけは、まぜご飯と麺類が乗ってるのがちょっと衝撃でした。麺類の誘惑・・・。あと最後の油のコーナーはわかりやすくまとまっていて勉強になり、商品紹介つきで買い物の参考になります。

レシピの全体像としては、高NCレートを具現する方法とたんぱく質の積極的な接種に重点がおかれていると思う。あと著者のかわいいポーズ写真がおおいのでそこ重視の人にはおすすめできます。

『ダイエット成功率90% のお弁当』

「何がわかるか」:『森拓郎のやせる食事 実践編』の続編となる、お弁当レシピ編です。作り置きやお弁当に使えるレシピが103こ掲載されています。

本書は、初見では「まごわやさしい」と「高NCレート」の二大キーワードで構成されている?と思ったら、「まごにわやさしい」にバージョンアップされています。「に」は肉です!

 「誰むけか」:自炊で昼の食事もダイエットに!という方。ふつうにお弁当づくりや副菜づくりの参考にもなります。

「わたしの思うこの本のポイント」 :義務感で作っている食事は、つい内容も食材も単純/単調になってきてしまうものですが、本書のレシピは数がおおいこともあってか、豊富な食材をひとつのお弁当・料理の中に入れこめるようなバリエーション豊かなところがよいです。味もちょっとした変わり種の仕掛けがあり、飽きにくそう。

あと、『食事10割でヤセる技術』と、新書『やめたい食べグセ』と、『味覚を変えればやせられる』腹筋運動ではお腹は凹みません』は紹介しきれずですが、ひとまず今日は手元に届くところにあった本にて終わりにします。あと、もちろん、こちら関係者ですが『ダイエットは食事9割、運動1割』も15万部を超えて食生活を見直すきっかきにできる「9:1ノート」とセットで、地味にまだまだ売れてますのでよろしくお願いします。 そろそろ運動指導者の本領発揮で、本格的なエクササイズや女性や代謝が気になってきた中年向けの肉体改善本が出てもよいころではと思ってます。わたしはこちらの新しいスタジオほうでトリートメント兼鍛える方向です(足裏不調でジョギング挫折したので・・・)。

薄着の季節にむけ、楽しく引き締めていきたいと思います。。

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